最新版-公施设指定管理者制度导入指针.pdf

公の施設における指定管理者制度導入指針

平成１７年２月

豊川市

はじめに

公の施設における「指定管理者制度」は、平成１５年６月１３日に地方自治

法第２４４条の２の一部改正により創設され、同年９月２日から施行されてい

ます。

この新たな制度は、公の施設の管理において、従前の管理委託制度に替えて

設けられたものであり、民間事業者等も施設管理者の対象に加えることにより、

民間の活力や知識・技能を公の施設の管理運営に活かし、サービスの向上、経

費の縮減などに寄与することが期待されています。

しかしながら、「指定管理者制度」の導入におきましては、条例等の整備、

議決の義務付けなど多くの新たな手続が設けられており、制度の実施に向けて、

計画的かつ総合的な準備を着実に進めていく必要があります。

したがって、「指定管理者制度」の内容を整理し、それを活用するための方

針を定めることにより、この制度の円滑な導入を図ることを目的として、ここ

に市の基本的な指針を策定するものです。

目次

第１指定管理者制度の概要について

１地方自治法の改正・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１

２指定管理者制度創設の趣旨・・・・・・・・・・・・・・・１

３指定管理者制度の内容・・・・・・・・・・・・・・・・２～５

(1)指定管理者制度と管理委託制度との相違点

(2)指定の意義等

(3)条例化すべき事項

(4)指定に係る議会の議決

(5)協定の締結

(6)指定管理者に対する監督権限

(7)事業報告書の提出

(8)公の施設の利用権に関する処分についての不服申立て等

(9)利用料金制

(10)他の法律との関係

第２本市における指定管理者制度の導入について

１行政改革大綱における考え方・・・・・・・・・・・・・・６

２導入についての基本的な考え方・・・・・・・・・・・６～９

(1)導入検討対象施設

(2)指定期間

(3)利用料金

(4)指定管理料

(5)減免の許可等

３指定管理者の指定手続・・・・・・・・・・・・・・１０・１１

(1)指定管理者の指定手続等に関する条例の制定

(2)指定管理者の募集

(3)指定管理者の選定等

４指定管理者に対する監督・・・・・・・・・・・・・・１１・１２

(1)事業報告書の提出

(2)事業計画書の提出

(3)事業の評価

(4)指定管理者の指導

５導入時期・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・１２

６制度導入後における本指針の適用・・・・・・・・・・・１２

７導入作業のスケジュール・・・・・・・・・・・・・・・１３

第１指定管理者制度の概要について

１地方自治法の改正

「指定管理者制度」は、民間事業者や民間非営利法人（ＮＰＯ法人）な

ど地方公共団体の指定を受けた指定管理者に公の施設の管理を代行させる

制度です。

これは、平成１５年９月２日に施行された地方自治法の一部を改正する

法律により創設され、施行日から３年（平成１８年９月１日まで）の間に、

直営で管理を行う公の施設を除き、制度の導入を図っていくこととなりま

す。

２指定管理者制度創設の趣旨

公の施設の管理については、近年、①民間事業者を活用する社会的環境

が整ってきており、②民間手法の積極的な導入により、サービスの向上、

経費の縮減等の効果が期待されるようになってきました。

このような点を踏まえ、公の施設の管理者を限定している規制を緩和し、

その適正な管理が行える仕組みを整え、住民サービスの質