第1回量子生命科学研究会.pdf

“A New Era of Quantum Life Science is coming!” 開催にあたって 平成29 年4 月12 日 量子科学は物理学や化学などの学問分野の根幹であり、それを応用した量子 技術は我々の生活の中にも電子機器などの形で身近に利用されています。そし て今、生命科学の分野に最先端の量子技術あるいは量子科学の知見を総合的に 利活用することにより、従来は不可能であった、極微の空間・時間スケールに おける生命現象の予測・観察、超高感度での生体内部の温度・磁場等の計測や 組織構造の画像化などを実現し、生命の本質に迫る新たな学問―量子生命科学 ―を誕生させようという機運が高まっています。 そこでこの度、量子生命科学の名のもと、新たな研究分野を立ち上げること を目的として、「第１回量子生命科学研究会」を開催することといたしました。 本日、関連する研究分野の国内の有識者が一堂に会す貴重な場が実現したこと は、参加者、講演者ならびに関係者の皆様のご協力の賜物であり、ここに厚く 御礼を申し上げます。 一方、「量子生命科学に関連する研究分野」は、いま私達が想像する範囲をは るかに超えて広がっているかもしれません。量子生命科学が力強い産声をあげ るためには、幅広い学術分野から多くの研究者が結集することが重要です。本 研究会では、既存の観念にとらわれない多面的な議論を行い、第２回、第３回 へと繋げていくことによって、広く同志を募っていきたいと考えております。 またその一環として、本年 7 月25 日～26 日には量子科学技術研究開発機構 （QST）国際シンポジウム「Quantum Life Science」を予定しておりますので、 こちらも合わせてご参加、ご協力いただければ幸いです。 今後とも、量子生命科学の誕生と健やかな成長のため、皆様と共に力を尽し て参りたいと思います。ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 謹白 第1 回量子生命科学研究会 会長 平野 俊夫 (量子科学技術研究開発機構 理事長) 副会長 島田 義也 (量子科学技術研究開発機構 理事) 田島 保英 (量子科学技術研究開発機構 理事) 第 １回量子生命科学研究会 ― 技と好奇心のコヒーレンス ― 東京大学 山上会館 ２階 大会議室 平成 29 年 4 月 12 日（水） プログラム 10:00 - 10:10 ( 10 ) 開会あいさつ 平野 俊夫 理事長 10:10 - 10:18 ( 8 ) 来賓あいさつ 10:18 - 10:25 ( 7 ) 写真撮影 セッシ