- 1、本文档共7页,可阅读全部内容。
- 2、原创力文档(book118)网站文档一经付费(服务费),不意味着购买了该文档的版权,仅供个人/单位学习、研究之用,不得用于商业用途,未经授权,严禁复制、发行、汇编、翻译或者网络传播等,侵权必究。
- 3、本站所有内容均由合作方或网友上传,本站不对文档的完整性、权威性及其观点立场正确性做任何保证或承诺!文档内容仅供研究参考,付费前请自行鉴别。如您付费,意味着您自己接受本站规则且自行承担风险,本站不退款、不进行额外附加服务;查看《如何避免下载的几个坑》。如果您已付费下载过本站文档,您可以点击 这里二次下载。
- 4、如文档侵犯商业秘密、侵犯著作权、侵犯人身权等,请点击“版权申诉”(推荐),也可以打举报电话:400-050-0827(电话支持时间:9:00-18:30)。
查看更多
能势伊势雄
『rock magazine』2
1988年6月号
発行:ロック?マガジン社
編集:阿木譲
pp.10-14
(雑誌)
(能勢)
(タイトル)
スペクター?サウンド
今ヒットしている荒俣宏の「帝都物語」からはじめよう。この物語を読んだ人は、我々の住む日常に怨霊だの武神だのという恐ろしい魑魅魍魎が古来から跋扈していることを感じたはずだ。この魑魅魍魎はことあるごとに取り憑き神通力や魔力を発揮する。これらの魔力から身を守るために我々は守護用の経典や護符などを用意してきた。「耳無し芳一」の経文や「霊幻道士」の護符を思い出してもらえばいい。このように我々は物の怪の世界と共棲しており、この霊的な世界は霊学や神秘学という白日の下で語り得ない「隠された知」として伝承された。「帝都物語」が物語っているのは、この霊的な外部の存在である。また、現代思想は構築され続けあまりにも強固になった主体意識を崩すために論理の枠組みに注目し、世界を再び別の意味から捕え直すことを試みた。その結果、ヨーロッパ形而上学の系譜に打建てられたポストーモダンな外部の光景が出現した。時代の眼が、現代思想の展開が外部へ向かう時、「隠された知」は隠される必然性を失い神秘学ルネッサンスヘと傾倒していった。
ヨーロッパの神秘学はエリファス?レヴィによって理論体系にまとめられた。それは、我々の日常を外からおそってくる超常的なカに対しての論理化への努力であった。彼は霊的な外部を説明するのに次の3つの要因をあげた。
①アストラル?ライトという目に見えない伝達媒体の設定。
②ヘルメス学的な霊界と現界のコレスポンダンス(万物照応)の法則
③電磁気力に等しい現実的なカとしての意志。
そして、魔術とは主にコレスポンダンスの法則に従った意志カの行使を学ぶことであるとした。彼により霊界と感応する一つの手掛かりが与えられ、ここにヨーロッパ神秘学はあけぼのを迎えるのである。それはまたゴシック文学やヨーロッバ異端宗教、幻想文学が生み出したものの最大の継承者でもあった。そして、神智学協会のヘレナ?ブラヴァッキー、ゴールデン?ドーンのマックグレガー?メーザースなどを生みつづけ、神秘学の系譜が論理的修正と組識的分裂をくりかえしながら、切り開かれて行のである。
例えばルドルフ?シュタイナーがレヴィの3要素に想像力という「感覚から自由な思考」をつけ加え、想像力によって、スピリチュアルな外部と交感する方法を取ろうとすれば、これでは不充分だとして、アレスタ?クローリーが「第七七の書」に見られる“欲望と強者の掟”のすべてを全肯定する教義をつきつけるという具合である。しかし、ここにも現代思想がつきつけた外部に対してのあの忌わしい、構築と脱構築のトートロジーが蘇生する。奥義には遠く、先駆者たちの屍が、観念が、魔術の修法をめぐって教義の応酬を操り返した。この反復を断ち切る地平はないのか?それは神霊とじかに交わること、すなわち神懸ることである。神懸かりの瞬間に総てが終わり、また始まるのである。洋の東西を問わず、過去の宗教史を見ると、モーゼはシナイ山頂で神霊から直接十戒を授戒し、空海は室戸岬で金星が口の中に飛び込んだという。これらの超常的な現象が彼らを霊的覚者へと変貌させていったことに注目する必要がある。この現象を神示という。神示、すなわち、神霊との直接の会話である。この神示によって覚者は導かれ、世界を改造していった。しかし神示はいつまでも続かなかった。たいていは生涯を通じて一、二度限りである。神霊との直接の会話を失ったものが、その交感の方法を現実的な戦略の中に求めあぐねるようになる。そう、レヴィをはじめとし、クローリーにいたるヨーロッパ神秘学の系譜に名を連ねる者たちは生涯の一度か二度の神懸りを再現するために「方法が必ずあるはずた」と神霊との交感方法の秘訣を求め続ける。ドラッグやセックスを使ってまでも……。そして運よく降霊してもレヴィなどは神霊アポロニオスが降霊したことも判らなかったというありさまである。
はっきり言えば、サイキックTVや「クローリマス」をリリースしたホー/カレント93にしても、音楽による神霊からの直接の啓示を求め、しかも神示に従った活動を展開できないならば、しょせん政治主義的な枠組みに取り込まれるか、せいぜい魔術教団を組織するというポストモダンな枠組みの中にしか生息できななる。ジエネシスよ、おええは本当に神霊からの啓示を受けているのか?いまも受け続けているのか?おまえの発言は(すべては知らぬが)魔術の非神秘主義的解釈という主張は肯定できるが、多分に戦略的になりすぎていないか?だとすれば、ヨーロッパ神秘主義の伝統に取り込まれながら、シャーマンと化そうとしている道化の姿が見えかくれする。主体の外部に気付いたポストモダン
文档评论(0)