日本茶道の歴史変迁.ppt

? ? ? ? ? 日本における茶の伝播（日本茶道の変遷） 日本文化講座 畢雪飛 　8世紀に中国から日本へお茶が渡ってきて今日まで、約1300年の長い歴史を二時間で語りつくすことは不可能なので、今日はその歴史を100年単位で区切って日本史の流れを追いながら、中国のお茶がどんな風に日本に伝わり、育っていったかをお話したいと思います。 主な内容 茶の日本渡来 喫茶の普及 侘茶の成立 権力者の茶の湯 茶の湯と日本民族 茶の湯と宗教 茶の湯流儀化 茶の湯の遊芸化 近代の茶の湯?茶道の衰退と復興 日本茶道の心「和敬清寂」 茶の日本渡来 空海 774年 に生れ 804年に正式の留学僧として唐へ 師匠：長安青龍寺の密宗第七代祖師恵果 弘法大師 日本仏教真言宗開山祖師 日本三大書道家の一人 茶の伝わり 荣西禅师 臨済宗の祖師 禅宗と宋の茶の新技法を日本に伝わった 持ち帰った日本の茶芸は今の抹茶と同じぐらい 緑茶を粉末にして飲む 茶の薬用価値に注目 『喫茶養生記』 茶の普及 14世紀以降、茶の文化は普及するようになった 僧侶社会―武士社会―庶民社会 薬物―飲料 茶の文化は日本文化の一部になった 茶の伝わり 最澄 767年に生れ 平安時代の僧人 804年に唐に留学し、天台山で 天台教義を学んだ 唐に滞在する期間、経巻230部 460巻を写した 日本天台宗開山祖師 茶の普及 足利義満 闘茶会 明と国交正常化 金閣寺 茶会——豪華 茶道——素朴 侘茶の成立 閑寂?清澄の世界 簡素?枯淡の世界 「風流」「風流人」 「倹（けん）の徳」の精神性 「茶は倹の徳を備え人に相応しい」 侘茶の形成に大きく貢献した人： 村田珠光　武野紹鴎　千利休 茶祖?村田珠光 『心の文』茶の精神性 侘茶の出発点 茶中興の祖?武野紹鴎 大阪堺市の町衆と呼ばれる町人の出身 珠光の茶の湯をさらに深めた「冷え枯れる」という枯淡の美意識を茶の湯に生かした 茶の大成者?千利休 人と人との心の交流を中心 「侘びの美と心」を体現させ 「一期一会」の重みを持たせた現在の日本茶道の礎を築いた 2月28日纪念茶会 「茶禅一味」 草庵式：茶道具の選定 茶室の作り方 権力者の茶の湯 織田信長 織田信長 織田信長 織田信長 「御茶湯御政道」 茶の湯は正式の武家儀礼として 扱われるようになった 茶の湯に政治的権力が与えられた 権力者の茶の湯 豊臣秀吉 茶の湯の政治化の最高潮 禁裏茶会(帝と公家諸方を迎えた茶会)の開催：800ヶ所の点茶場　前代未聞の豪華絢爛さー政治権力の偉大さを象徴 権力者の茶の湯 利休は最終的には秀吉の命令で切腹した。 天正１９年(１５９１年)利休は徳川家康一人を招いて茶会を開きました。これが記録に残る利休の生涯で最後の茶会となりました。 信長、秀吉、家康と三代に渡る時の権力者に茶を通して仕えた唯一の大茶人であった。 徳川幕府の時代になると、茶の湯の政治性は少しずつ希薄になり、利休の没後、高弟であった古田織部、小堀遠州らが徳川将軍家の茶の湯の指南役となりましたが小堀遠州の死後、権力者による茶の湯の時代は終わりを告げました。 茶の湯と日本民族 信仰や几帳面な民族性に深く関係している 「茶室の中は武士も町人も差別無く、皆な平等である」 同じ火で沸かしたお湯で点てられた一椀の茶を回し飲みすること 茶の湯を時代を超えた「日本の心」を象徴するものとして 茶の湯と宗教 村田珠光は参禅ー武野紹鴎は「茶禅一味」ー千利休は禅に開眼してその教えを茶の湯に 禅で座禅を組みながら修行を深めていく 茶の湯では「墨跡」(禅の僧侶の書法)を床の間に掛け軸として飾って禅の心を表現する 江戸期には本阿弥光悦のように日蓮宗の優れた茶人が活躍し、浄土宗や真宗からも優れた茶人を輩出した 宗教や民間信仰と茶の湯には共通する精神性がある 茶の湯流儀化 江戸時代、特に１７世紀茶の湯の流儀化の時代 千家：表千家、裏千家、武者小路千家（利休の孫、宗旦の三人の息子） この時代は武家を流祖とする三斎流(細川三斎)、有楽流(織田有楽)、遠州流(小堀遠州)、宗和流(金森宗和)、石州流(片桐石州)など利休の高弟たちの流儀も誕生して、１７世紀後半には「家元制度」の基礎が成立しました。 茶の湯の遊芸化 １７世紀後半から１８世紀(清朝)は茶の湯の遊芸化の時代。 「元禄文化」といわれる町人文化、都市文化の発達によってさまざまな芸能を「遊芸」として愛好する人たちが増大した。 「遊び」という言葉は「風流」(文化的、芸術的、高尚な趣味の時間を楽しむ)を意味し、必要な教養を身につける。 家元制度は飛躍的発展を遂げた。 １９世紀に入ると都市部ばかりではなく、広く農村地域