section 9 キャノピーの取付け.doc

　主翼の製作 ■ 翼の治具 RV-6/6Aの翼は、ねじれや先細がなく翼弦長が一定であるので、比較的簡単な治具で組み立てることができます。お勧めの治具は2本の垂直な柱、できれば床から天井まで届くものから成ります。天井まで届かないなら、作業ができる自立式の丈夫な治具を作ることは可能です。 鉄のアングルまたは木の横木が製作中、主及び後桁を保持します。このタイプの治具のイラストを図7-1に示します。また水平及び垂直安定板の製作に使った同じ柱が使用できます。 柱とアームの正確な大きさは重要ではありませんが、作業の間、翼を支えるために十分強くて、丈夫でなければなりません。重要なことは、適切なアライメント（整合）が維持されるということです。 この治具の概念は、整合のために水平および垂直線を使うことです。それで錘糸と水準器は、整合を確立し維持するためには適切な用具です。 ■ 主桁 主桁はRV-6/6Aで最も重要な構造的要素です。それは翼の全揚力荷重を伝えるからです。その材料や製造精度で妥協は全く考えるべきではありません。桁図面と指示は、完全に、正確にそして読み易くするために、多くの努力が注がれました。 始める前に、あなたが作業手順について確信を得るまで計画や指示をよく読んでください。 注意：標準RV-6/6A 翼キットは、組み立てが必要な穴あけされた桁が供給されます。もしあなたが穴あけ済みの桁を組み立てているなら、適切な指示のために「主桁の組み立て」の項を見てください。またオプション組み立て済の(Phlogiston)桁を選択していたなら、前に進み、「後桁」の項を見てください。 ■ 主桁の組み立て RV-6/6A翼キットで用意される標準桁は、工場で穴あけされています。飛行機を最終的に組み立てたとき、適正な整合を保障するために、F-604胴体隔壁は桁部品と組み合わせて穴あけされています。 また桁?隔壁アセンブリは4個のW-620 熱処理された鉄の継ぎ板と精密公差NASボルトを含んでいます。桁と隔壁を「組み合わせた」穴あけは、すべての部品がお互いに適合することを保証しますが、これらの部品は、飛行機間では真の互換性はありません。 例えば、ある桁フランジ片か継ぎ板が損傷を受けたら、難しい作業であるが、代わりの部品を製造し、整合して穴あけしなければなりません。したがって通常の作業よりももっと重要であり、部品の損傷は避けてください。 部品の工場識別 個々のバー、フランジ片、および他の桁部品は、それらが正しく組み合わせができるように刻印されています。桁のシリアル番号と「R」か「L」(右翼か左翼を表す)が、桁ウェブとフランジ片に刻まれています。 フランジ片の太い端に小さな点が刻印されています。；点１つは上部で、２つは下部です。 (覚えていてください：パイロット席に前に向かって座ったとして、上下、左右などを考えてください。) スプレッダー?バーは機内側の端1から始まって、外側へ最大15までの数字が刻まれています。これらの数は上後面に付けられています。これらの数と刻印は、人間によって行なわれているので、間違いがあるかもしれないことに注意してください。再確認してください。 基準点 桁の機内側の端は、上反角を与える角度に切断されています。翼幅方向の計測の基準点は、DWG12および13で「0」と記されているとおり、桁の「機内側の下部の端」です。桁のこの角に印を付け、全ての寸法がそこから行なわれていることを再確認するのは良いことである。上の角からの測定では、半インチ程の誤差を生じます。 桁の分解 桁は輸送のために一時的に組み合わされています。桁は取り外す数個のリベットとロックワッシャで固定されているので、バラバラにして、組み立ての用意をしてください。 桁をテープで保護し、薄いドライバーを使用して、桁からロックワッシャをねじってはずしてください。ペンチでリベットを切り離してください。ドリフトパンチでリベットをたたき出すことができます。 ■ 桁構成品の準備 桁フランジ片の端の全ての切断や切削あとをペーパかやすりで落としてください。これらのバーは水平安定板に使用されたHS-409バーのように仕上げられなければならない。覚えていますか。 エッジをなくし、先を丸め、そして、全ての表面をサテンのように滑らかに仕上げてください。軽減孔のバリを取ってください。最も速い方法は、グラインダーに小さい研磨ホイール（Scotchbrite）をつけることです。しかしサンドペーパといくらかの忍耐があれば同様に仕事ができるでしょう。 DWG20に示されるようにボルト孔をあけて、W-422タイダウン?ブラケットを準備してください。桁構成品のすべてのリベット穴のバリを取ってください。この退屈な仕事は、ゆ