各看护师长DrugInformationNews-大分大学医.PDF

各科診療科長 各科診療科副科長 各医局長 殿 各看護師長 Drug Information News 平成２２年１２月２０日 NO.210 目次 【１】医薬品・医療機器等安全性情報NO.274 重要な＊ 副作用等に関する情報 P1 使用上の＊ 注意改訂について P8 【２】添付文書の改訂(メーカー通知より) 15 P 【３】市販直後調査対象品目(院内採用薬) 25P 【４】新規採用医薬品情報 27 P 【５】医療安全情報(インシデント事例からの注意喚起) 47P 【６】1月より長期投与可能となる医薬品について 51P 薬剤部HP(http://www.oita-u.ac.jp/yakub/index.html)に内容を掲載しています。 大分大学医学部附属病院薬剤部ＤＩ室 （内線:6108 -ma Eil:DI@oita-u.ac.jp） 【1】医薬品・医療機器等安全性情報 No.274 ＊詳細は厚生労働省HP http://www 1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/274.pdf 平成22年9月28日に改訂を指導した医薬品の使用上の注意のうち重要な副作用等について、改訂内容ととも に関する情報を紹介いたします。 販売名(会社名) ヒュミラ皮下注40mgシリンジ0.8mL【患限】(アボットジャパン) 薬効分類等 他に分類されない代謝性医薬品 効能・効果 既存治療で効果不十分な下記疾患 関節リウマチ 尋常性乾癬、関節症性乾癬 強直性脊椎炎 中等症又は重症の活動期にあるクローン病の寛解導入及び維持療法（既存治療で効果不十 分な場合に限る） 《使用上の注意(下線部追加改訂部分)》 [副作用(重大な副作用)] 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全 ：劇症肝炎、著しいAST、ALT等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸、肝不全 があらわれることがあるので、十分に観察を行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行 うこと。なお、これらの中にはB型肝炎ウイルスの再活性化によるものが含まれていた。 〈参考〉 直近約2年間(販売開始～平成22年8月17日)の副作用報告(因果関係が否定できないもの)の件数 ・肝機能障害、黄疸：6例(うち死亡0例) ・肝不全：2例(死亡) ・劇症肝炎：2例(死亡) 関係企業が推計したおおよその年間使用者数：約6万9,000人(平成21年9月～平成22年8月) 販売開始 ：平成20年6月 1 販売名(会社名) タルセバ錠100mg【科限】、同錠150mg【科限】(中外製薬) 薬効分類等 その他の腫瘍用薬 効能・効果 切除不能な再発・進行性で、がん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺癌 《使用上の注意(下線部追加改訂部分)》 [副作用(重大な副作用)] 急性腎不全 ：急性腎不全等の重篤な腎機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、